私が先物やオプションをトレードする上で参考としている手口情報は、次のところで主に入手しています。もちろん、ここに挙げた以外にもいろいろとあるとは思いますが、まずは主なところから見ていけばよいと思います。

最初に、何をおいても先物、オプションの手口を見る上で最も参考となる情報は、東京証券取引所で公表されている次のような諸情報です。

取引参加者別取引高（手口上位一覧）

ここの情報を見ることにより、業者ごとの日々の先物、オプション売買状況を知ることができます。ただし、売買高が多い上位の業者の情報がでているだけなので、ここに挙がっている業者以外については、よく分かりません。よく夜間で同じ業者、あるいは、別業者との間でクロス取引が行われているのですが、それもここをチェックしていれば知ることができます。

取引参加者別建玉残高一覧

日々の売買データを集計しても、表に出ないところで業者同士で玉の移管を行っていたりするので、それをここの情報で補正する必要があります。いつの間にか玉が大量にある業者から別の業者に移管されていることもしばしばです。

先物・オプション銘柄参考情報

オプション理論価格等情報

これらの価格情報は、先物やオプションの損益計算をするときに使ったりしています。より厳密に計算するときは、当日の日中のVWAP、夜間のVWAPなどを使ったりするのでしょうが、そこまでやっても、実際のところ、正確な玉の建て単価は当事者でなければ、分からないような気がします。もちろん、ザラバ中にオプションの歩み値を監視していれば、見る人が見れば、分かるのかもしれませんが、クロスしたときの価格はどうやって知ることができるのか、私はよく分かりません。