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今回11月限でのオプション初トレードで設定したOPポジの運用基準は、次の通りです。

OPポジの運用基準

証拠金:100万円
(ポジション用50万円+値洗い用50万円)
デルタ:絶対値0.2以内
ガンマ:絶対値0.001以内

これらのリスク指標は私の自作ツールでの値で、証券のとは若干違いますが、だいたい証券口座のと同じ感じでした。

証拠金はポジション用50万円と私が決めたので、実質40万円台までのポジションしか組むことができません。なぜなら、証拠金が40万円になった段階でそれ以上玉を追加すると、簡単に50万円を越えてしまうからです。

なので、ポジションを組んだ後、ヘッジが必要になる場合を考えると、ポジを建てるのに使える証拠金というのはだいたい30万円台までということになります。残り20万円は、ヘッジ用においておくということです。

この運用基準中でリスク管理として最も優先度が高いのが証拠金の額で、ポジション用50万円を越えた段階でいくらデルタやガンマが設定基準の許容範囲に収まっていたとしても、その状態はポジションのリスクが許容限界を越えているという判断をしなければならないということです。あくまでも証拠金の額からみてのリスク管理が最優先され、証拠金が自分の設定した額を越えそうなあたりでのデルタやガンマの値がその時点での許容限界となります

つまり、デルタやガンマの許容限界をどのくらいにとるかという問題は、自分が設定したポジ用証拠金の額で実際にポジション運用をして、そのときのデルタやガンマの範囲を経験的に求めなければならないということです。ポジションの運用の仕方は人それぞれですから、自分がお好みの運用をする中での適正なデルタやガンマを見つけていくということになります。従って、このデルタやガンマの適正範囲は各自で異なるはずです。

自分が設定した証拠金の額を越えているのに、デルタやガンマの値が自分の設定した適性の範囲にあるので、そのときのポジリスクは適性の範囲にあるという判断はおかしいということです。

実際に今回行ったオプション初トレードでは、このポジ用証拠金50万円を一度も越えることはありませんでした。そもそも越えないようにしていたので、当たり前ですが、この証拠金の額を守るというのはかなりしんどかったです。

なぜなら、ここでもう少し玉を追加すれば、さらに収益を上げられるのにと思う場面が多々あり、そのとき、玉を追加すると、ことごとく証拠金オーバーとなるので、ちょっとぐらいオーバーしてもいいんじゃない?という誘惑に襲われそうになるのをぐっと我慢して何もしないでいるというのは、なんとも言えないつらさです。

しかし、そこでその誘惑に負けると、そのときはうまくいっても、いつか必ず痛い目にあうと、自分に言い聞かせて、ぐっと我慢して何もしないでいるを貫き通しました。これは、日々行っているスイングトレードにおいても同じなので、オプショントレードにおいても同じことをするだけですね。目先のリスク高い利益よりも、長く安定的に利益を出し続けられる方を私は常に選ぶようにしています。

話を元に戻すと、実際にこの運用基準でポジションを取って運用してみた感じだと、戦略的に取れる手がかなり限定される感じでした。特にまだ効率的なポジションを組むことができない私としては、自分が使える戦略も、OPトレの運用技術も未熟なので、この基準でどうやって収益を上げていけばいいのかと思うくらいでした。

第3話に続く

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