スポンサーリンク
バーティカル・ベア・コール・スプレッドからコールロング、そして、ふたたびバーティカル・ベア・コール・スプレッドにしていたOPポジですが、しばらくその動きを観察していると、またもやデルタプレイできそうなチャンスが訪れました。
その方法は第3話で書いたのと同じで、そのときの相場観もほぼ前回デルタプレイしたときと同じでした。
そこで、OPポジの売り玉の値動きが下げ止まったあたりで一度買い戻すことにし、もう一度上がるのを待って、再度売りなおすことにしました。
1911C23375 売り1枚、60円
↓
1911C23375 決済買い、27円
損益:\32,560円(手数料:\440円)
このようにして、OPポジはまたもやコールロングの形になりました。
このときの相場状況としては、日経が23000までは行きそうに私はみていたので、OPポジをアップサイド狙いにチェンジしておくのもありだと思っていましたし、日々CFDで行っているスイングトレードがショートポジションを取っていることもあり、読み通り上に上がれば、OPポジがそのヘッジになるし、コールロングの状態から上に上がらずにそのまま下がっていったとしても、スイングショートがそのヘッジになるし、そもそもコール買いは損失限定ですから、その時間的価値があるうちに手仕舞いすれば、今回のOPトレードは無事にプラスで終わらせることができるという読みでもありました。
つまり、上に上がっても下に下がっても、私のポジ全体からみれば、どちらに転んでもどうにでもなるというポジションにしておこうと思ったわけです。
今回のオプション初トレードは、基本的にオプションだけで完結するトレードを目指してはいましたが、リアルに大切な資金を投入してトレードを行う以上、相場状況によっては自分がそのときとっているポジション全体としていかに損失がでないかを考えないと、私も生活がかかっていますので、何が何でもオプションだけで完結させるという選択肢を取りませんでした。
今回のこの上げ相場の相場状況の雰囲気は、数年前に同じような上げ相場でめちゃくちゃにやられたときと同じような感じを受けたので、アップサイドは最大限に警戒しておこうと思ってもいました。
特にダウンサイドを取りにいくつもりでスイングトレードをその時点ではしており、オプションも同じダウンサイド狙いだったので、もし、このままアップサイドにさらに相場が突き進むようだと、かなりの損失になるかもしれないという考えが頭をよぎりました。それを避ける狙いもあり、オプションはアップサイド警戒のポジにしておくのはありだという考えでした。
そこで、総合的に判断してCFDスイングがショートなので、OPポジはあえてコールロングにして、スイングのヘッジにしておくのは大いにありという判断でした。
そして、もし、この状態で上に高く上がれば、コールロングの利益がスイングショートのカバーとなるし、たとえ高く上がらなくとも、上でもう一度コールショートして、バーティカル・ベア・コール・スプレッドを組むことができると考えました。
逆に、この状態で下がれば、コールロングはその価値があるうちに手仕舞いすれば、OPポジとしての損失は発生しないし、CFDスイングショートは利益が発生していく方向なので、何も問題はないということになります。
私が相場において判断に迷ったときは、いつもいかに損しないかを考え、まずは生き残れる可能性が高い道を選ぶ、話はそれからだと思っています。生き残れないのに、利益をどう上げるかなんて考えても意味がないですから。
結局、OPポジはコールショートを一度手仕舞いしたので、コールロングの形になりました。
この時点ではもう一度上に上がってコールショートを入れなおすだけと簡単に考えていたのですが、それがそんな簡単な話ではなかったのです。www
(第5話に続く)
スポンサーリンク