オプショントレードのポジション構築方法|りゅう先生講義録4

りゅう式オプショントレードの考え方の概略が分かったところで、では、実際にどのようにポジションを構築するかという話になると、まだよく分からないところです。

そこで、とりあえず、オプションがどんな値動きをするのか、まずは見てみようということで、バーチャルでポジションを建ててみることにしました。

そのときの相場観としては、日経平均が上下に大きな値幅でほとんど動かない状況でしたので、このあまり大きく動かない状況、すなわち、レンジで収益をあげるべく、次のようなショートストラングルを建ててみることにしました。

ショートストラングル

201909C21500、9円、売り、1枚
201909P20000、37円、売り、1枚

先物:20730あたり
2019年9月14日建て

ひとまず、バーチャポジなので、手書きでこの価格をノートに書きつけて、この先の動きでどうなるかをみてみることにしました。

そして、このポジを建てた日のNSの引け時点で、つまり、次の日の朝5時半のあたりで、次のようなオプション価格になっていました。

201909C21500、12円(9-12=ー3円)
201909P20000、28円(37-28=9円)
損益:+6円

ポジションを建てて、次の日の朝には+6円、つまり、+6000円の利益(手数料などは考慮してない)が出ていたので、その時点で決済することにしました。

1日も経たないうちに利益がでたので、オプションって、簡単に利益になるんだと思いましたが、同時に、たった1日でこんなに損益が出るんだと思うと、怖くもありました。

そもそもオプションはラージ基準で作られているので、損益が大きくなるのは当たり前ですよね。

さて、最初のバーチャポジは無事に利益が出て終わりましたが、このようなトレードでよかったのかという問題があります。

そこで、りゅう先生にお尋ねしてみました。そうすると、次のようなご指摘を受けました。

そもそもこのポジションを建てるとき、何を収益化しようとして建てたものなのか。そして、その結果、何を収益化できたのかという検証が必要。そして、その結果、その2つが合致していれば、問題はないが、その目的に対して最も効率的な手法はこのポジであったのかということを考えることが重要である。

オプショントレードの何たるかもまだよく分からず、とりあえず、バーチャでポジを建ててみて、利益になったので、ひとまず、決済してはみたものの、そのようなトレードはまったく練習にもなってませんでした。(>_<)
 
オプショントレードって、めちゃくちゃレベル高い!と思ったのは言うまでもありません。ただ、利益が出ればいいというものではありませんでした。
 
さて、このポジションの意図はどこにあったのかという話ですが、このポジを建てたとき、私はまだオプションのことがよく分かっておらず、単に想定したレンジの中からしばらくは動かないという、ただそれだけの相場観でポジションを建ててみただけなので、具体的に何をどう収益化するかとか考えもしてませんでした。というか、そのときは、そのようなことが何も分かりませんでした。
 
そこで、りゅう先生にこれについて尋ねてみたところ、次のようなご指摘を受けました。
 
[本ポジの意図]
SQまでの残存期間とボラティリティの減少を取りに行くのが目的のポジション。つまり、ショートガンマポジ。このポジはSQまでの期間を収益に変えるものなので、原則としてSQまで利食わないことが多い。
 
このポジを建てるとき、そして、決済時のことを考えると、とてもこのご指摘の意図にかなったトレードとなっておらず、恥ずかしいばかりのトレードとなっていました。(*ノωノ)

しかも、このバーチャポジを建てるとき、そのリスク許容度をどこまで取るかについても何も考えていませんでした。ポジションの中には売り玉が入っているので、証拠金の問題や無限遠で損失無限大になっているので、本来であれば、このようなポジションは建てないと思われます。バーチャだから軽くポジションを建ててみましたが、練習は本番のようにを忘れていました。次からは気を付けたいと思います。

このリスクの取り方や証拠金の問題については、別の機会にまとめたいと思います。

以上、まとめると、オプショントレードを行うときには、そのポジションが何を収益化しようとしているのか。そして、その収益化のために、そのポジションが最も効率的なのかを考える必要があるということです。そして、そのポジションの決済時、収益化しようとしたことで当初の意図通り正しく収益が出ているか。その収益を得るためにそのポジションが最も効率的だったかを検証する必要があるということです。

オプショントレードを行うときには、このようなことをよく考えて行わなければいけないということがよく分かった最初のバーチャオプショントレードでした。