オプショントレードにおける建玉操作の事例研究1(第4話)|りゅう先生講義録15

最初にショートスタラングルを建ててから、想定外の展開となり、対策を3回行った今、そのポジ内容についてりゅう先生にお尋ねしてみましたところ、次のようなアドバイスを頂きました。

図9 図8再掲

この程度のデルタプラスなら、誤差の範囲でほぼフラットに近い。(図9はりゅう先生にお見せしたものとは、若干異なるため、デルタがややマイナスになってしまっている。)

ポジ全体としては、デルタは全域でマイナス、ダウンサイドはガンマプラス、アップサイドはガンママイナスという内容となっている。(このときは、これを指摘されても、何をおっしゃっているのか、さっぱり分かりませんでした。今なら、このご指摘の意味がよく分かるようになっているのが自分でも驚きです。)

次の図10と図11は、2019年9月17日引時点のもので、りゅう先生にお見せしたものとは若干内容が異なっています。

図10 デルタ曲線

図11 ガンマ曲線

オプションは相場観なく、ただ相場状況に合わせてヘッジし続けると、トータルの収益ポテンシャルは下がり続け、終わってみれば、手数料だけ支払うことになりかねない。なので、リスクをとるべきところでは、リスクをとることも必要との指摘を頂きました。

このリスクに関しては、りゅう式オプショントレードの基本はガンマコントロールなので、保証金内で取りうるガンマリミットをシミュレーションで確認しつつ、どの時期にどこまでのガンマをとるのかを決める必要がある。このガンマからとれるリスクは実証によって把握されるものである。

プロからみると、今のリスクパラメーターは100万円を証拠金とした場合、適性の範囲内にあるとみられる。

このようなアドバイスを頂きましたが、その後、9月19日に22090円まで先物が急騰し、このポジの期中評価益がかなり落ちました。

しかし、現在の期中損益がプラスであれば、ヘッジの必要はないとのこと。ただ、SQからSQまでのパフォーマンスをみるために、確定損益を含めた損益は把握しておくのがよいというアドバイスを頂きました。

次の図12が9月19日引時のポジ内容です。

図12 9月19日引時のポジ内容

そのまま、数日が過ぎたあと、再度、りゅう先生にポジ内容についてお伺いしたところ、

「9月24日引現在、アップサイドショートストラングル、ダウンサイドプットロングのポジションになっている。この時期(SQまでの残存期間16日)、ショートストラングルのダウンサイドヘッジするのであれば、FOTMプットをレシオで買って、ベガリスクを減少させておけばよい。」

というアドバイスを頂きましたが、このときは何をおっしゃっているのか、私にはまったく分かりませんでした。

図13 9月24日引時のポジ内容

図14 9月24日引時の損益曲線

このポジション、この後、さらにどう展開していくのでしょうか。

第5話に続く