オプショントレードにおける建玉操作の事例研究1(第3話)|りゅう先生講義録14

2019年9月13日日中、原資産価格である日経平均が22000を越えてきたので、17日NSで、2回目の対策をしました。

2回目の対策

1910C22250 売り1枚、115円
(決済値 170円、実現損失:△55円)

原資産価格:22001.32[2019年9月17日引]

1910C22500 売り2枚、105円
(1910C22250 買い1枚とのブルレシオのために追加)
1910C22250 買い1枚、170円
(1910C22250 売り1枚を買い1枚に転換)
1910P20500 売り1枚、195円
1910P20000 買い1枚、110円
1912先物225ミニ 買い1枚、21600円

このとき、1910C22250 買い1枚とのブルレシオを1910C22500 売り2枚で組んでしまっていますが、本来であれば、1910C22750 売り2枚で組むべきでした。そのことにこの対策を行ったときは、全く気が付いていませんでした。つまり、後から考えると、これは誤発注をしてしまっていたことになります。

リアルトレードにおいては、このような誤発注をしてしまうと、大きな損失につながる可能性もありますので、本当に気を付けないといけないところです。今回はバーチャトレードなので、助かりました。

図6 対策2回目のポジ内容

図7 対策2回目の損益曲線

この2回目の対策をしたあと、しばらくは気が付きませんでしたが、ダウンサイドが無限遠で損失無限大になっていました。もし、このとき、大暴落でも起きようものなら、大変なことになっていました。

ダウンサイドに関してはいつも最大限の注意を払っておかなければ、相場に長く生き残っていくのは難しいだろうと思います。

9月17日日中に、2回目のヘッジ対策後のポジションはダウンサイドが無限遠で損失無限大になっていたので、これを損失限定にするために、次の対策を行いました。

3回目の対策

原資産価格:22001.32[2019年9月17日引]

1910P20250 買い1枚、44円
(ダウンサイドを損失限定にするために追加)
1910C22500 売り2枚、105円
1910C22250 買い1枚、170円
1910P20500 売り1枚、195円
1910P20000 買い1枚、110円
1912先物225ミニ 買い1枚、21600円

図8 対策3回目のポジ内容

図9 対策3回目の損益曲線

アップサイドや、ダウンサイドが無限遠で損失が無限大になっていると、証拠金がかなり跳ね上がります。それが上のような損失限定の対策をすることにより証拠金をかなり減らすことが可能となります

同時に、想定外の事態が起きた時、とんでもない損失にならないための対策でもあります。相場はいつ何が起きるか分かりませんから、相場を舐めてはいけません。

りゅう式オプショントレードの基本としては、プットサイドは無限遠においては、フラット、もしくは、プット1枚以上の買い長であることを推奨しており、ダウンサイドは基本的にバーティカルブルプットスプレッドを組むべきとのことです。

このポジション、すでに3回もの対策をすることになり、こんなに苦労するものなのかと思ったのは言うまでもありません。それとも、この程度、普通なのかな。そう思いながら、この先、どういう展開になるのか、まだまだ決済まではいろいろとありそうです。

第4話に続く